【三鷹市】3/13から新しい企画展が始まります。『山本有三記念館』
山本有三記念館では、2021年3月13日より、新しい企画展【「無事」という境地】が始まります。準備のため、3月12日までは休館中です。
この企画展は、山本有三の小説「無事の人」で、有三が描こうとした「無事」という境地を、いくつかの随筆作品や原稿資料とともに探るものです。
「無事の人」は盲目の「あんま」為さんが、宿泊客の男に自らの悲劇の過去を語りながら、「無事」の境地に至ろうとする姿が描かれています。
仏教に「無事」という言葉があり、何かは起こるけど、何事もなく、普段と変わりのないように過ごせる境地、これが仏教の「無事」だそうです。今、私たちが置かれている状況にも当てはまりそうな、興味深い企画展のテーマです。
★山本有三記念館